こんにちは、京都案内ライターのとみえみさと(@hotcake_555)です。
今回はシリーズ「京都観光を完全攻略する」第3弾、京都の通り名編。

シリーズ「京都観光を完全攻略する」とは?
京都観光における「不便」「わからない」を解消して、有意義な旅にしようという企画。
学生時代は京都の学校に通い、今でも頻繁に京都へ遊びに行くライターとみえが解説します。

みなさん!四条通、河原町通……京都の市街地にある道路(通り)には一つ一つ名前が付いていることを知っていますか?
これを通称「通り名」というんですが、京都市街地にある建物の所在地や交差点には、通りの名前が入ってることが多いんです。

つまりですね、市内の通りを頭に入れておけば、目的地のおおまかな方面が地図を見なくてもわかるようになるんです!
スマホのマップをチラ見しなくて良いから楽だし便利!そして歩きスマホも解消される!もうメリットしかない!

ということで、今回は京都の通り名をマスターしていきます!

そもそも京都の市街地はどう作られているの?


画像引用元:Wikipedia

その昔、京都の平安京は通りを東西・南北が直角に交わるように作られました。
ちゃんと説明すると、「条坊制」という“碁盤の目”状に区画を整備する都市開発がなされたんですね。

平安京のあったエリアや通り名は一部変化があるものの、区画されたまま現在でも定着しています。(※通り名は江戸時代以降に定着したものも多い)

京都の通り名の覚え方

京都の通りを覚えるための唄で有名なものがいくつかあります。
1番有名なのが「丸竹夷(まるたけえびす)」。

「♪まるたけえびすにおしおいけ~」
『名探偵コナン 迷宮の十字路』など有名な作品にも登場する唄です。
メロディーだけでも聞いたことはあるんじゃないでしょうか?

丸竹夷二(まるたけえびすに)押御池(おしおいけ)
姉三六角(あねさんろっかく)蛸錦(たこにしき)
四綾仏高(しあやぶったか)松万五条(まつまんごじょう)
雪駄(せった)ちゃらちゃら魚の棚うおのたな
六条三哲(ろくじょうさんてつ)通りすぎ
七条(ひっちょう)越えれば八九条(はっくじょう)
十条東寺(じゅうじょうとうじ)でとどめさす

https://ja.wikipedia.org/より引用

これで覚えても良いと思うんですが、唄には26もの通りが登場するから全てを頭に入れるのはちょっと面倒かもしれません……。通りの位置関係を覚えるのには便利かもしれませんが。
しかも、この唄に登場するのは東西の通りだけなので、南北の通りは覚えることができません。(南北の通りを覚える唄は別であります)

覚えておくと便利な通り名を10本ピックアップ


全部の通りを覚えるのは大変!ということで、有名な観光地やショッピングエリアなどがある通りを南北6本、東西4本、計10本だけを独断と偏見でピックアップしてみました。

どんな通りかイメージがつきやすいように、通りの写真と付近の観光地案内付きでお送りします。

ただ、ひたすら道路の写真が続くというシュールな状態になりそうなので、最初に通りをまとめておきますね。

この10本だけでも覚えておくと京都の市内観光がグッと便利になりますよ!

南北1.東大路通り


かの有名な清水寺、八坂神社(祇園)、智積院など、THE京都な観光スポットスタメン揃いの通り。

通りの北にあるラーメンで有名な一乗寺のメインストリートもこの東大路通りです。
ちなみに、清水や祇園のエリアはバスやタクシーで大混雑します。

ただし東大路通にかかる交差点は「東大路◯◯」ではなく「東山◯◯」と呼ぶ謎のルールがあるので注意!

この通りから行ける観光地
・清水寺(東山七条)※最も近いのは東山五条
・八坂神社(東山四条)※交差点の名前は祇園
・智積院(東山七条)

南北2.寺町通り


寺町通りは、骨董品や古本屋などのお店が多く、古き良き京都が味わえる通り。

東大路通りや烏丸通りほどの活気はありませんが、町家が多く落ち着いていて個人的に推しておきたい通りです。

この通りから行ける観光地
・京都御所東側(寺町丸太町)

南北3.河原町通り


四条河原町付近は、いわずと知れた京都の繁華街。東京の渋谷、大阪の心斎橋みたいな!!
ショッピングを楽しむならここ、友達と遊びたいならここです。

ただ、四条河原町から遠ざかると、しだいに長閑な街へと変化していきます。
(それでも車通りは多いですが…。)

この通りから行ける観光地
・人気ショッピングエリア(四条河原町)

南北4.烏丸通り


京都駅の真ん中をズドーンと南北に通っている路。
京都駅から北へ歩いていくと、世界遺産・東本願寺がある烏丸七条、繁華街の四条烏丸、ビジネス街の烏丸御池といろんな姿を見せてくれます。

写真:ビジネス街の四条烏丸〜烏丸御池あたり

ある意味最もホットな京都を感じられる通りかもしれません。

この通りから行ける観光地
・東本願寺(烏丸七条)
・京都御所西側(烏丸丸太町)

南北5.堀川通り


ここも西本願寺や二条城などの世界遺産の観光スポットでおなじみの通りです。

全長8kmと他の大通りよりは短く、二条城から西本願寺までなら徒歩でも十分回れます。
個人的なおすすめですが、堀川今宮を上がったところにあるグランディールというパン屋さんのベーグルが、全てのベーグルの頂点だと思うので、ぜひ食べてみてください。

この通りから行ける観光地
・二条城(堀川丸太町)※最も近いのは二条堀川
・西本願寺(七条堀川)

南北6.西大路通り


南北にわたる通りで最後に紹介するのが、金閣寺や北野天満宮が近い西大路通り。
でもそれ以外ではあまり通ることはないかと思いますが、東大路通りを紹介したので、西の方も紹介しておきます。

東西1.丸太町通り


『丸竹夷』の冒頭で登場する通り。京都御所の南側を東西に走っています。
カフェや雑貨屋さんなどが立ち並ぶエリアで、散歩や観光におすすめの通りです。

スーパーマーケットも多く立ち並んでいるので、住みやすそう。個人的には住みたい通りナンバーワン。

この通りから行ける観光地
・京都御所南側(烏丸丸太町もしくは寺町丸太町)
・平安神宮(東山丸太町)

東西2.三条通り


ここも個人的におすすめしたい通り。
紹介している他の通りよりは少し狭いんですが、美味しいごはん屋さんやオシャレなカフェが立ち並んでいて地元民で賑わっています。

寺町通と室町通の間は、明治時代に建てられた洋風の建造物が残っていて、散歩が楽しいエリアです。

この通りから行ける観光地
・南禅寺(三条通の東端から徒歩5分)
・京都文化博物館(烏丸三条)

東西3.四条通り


祇園のメインストリートであり、河原町方面へ進めば京都有数のお買い物スポットでもあるため、毎日多くの人でにぎわう通りです。

7月に行われる祇園祭では山鉾(山車)がいくつも巡行する通りでもあります。

この通りから行ける観光地
・八坂神社(東山四条)※交差点名は祇園
・人気ショッピングエリア(四条河原町)

東西4.七条通


三十三間堂、東本願寺、西本願寺など昔から有名な観光地だけでなく、京都水族館や京都鉄道博物館など近年注目されているスポットまでてんこ盛りな七条通。

写真:七条大橋から撮影した鴨川

京都駅から徒歩で街歩きしたい人におすすめの通りです。

この通りから行ける観光地
・京都水族館、京都鉄道博物館(七条堀川)※最も近いのは大宮木津屋橋
・西本願寺(七条堀川)
・東本願寺(七条烏丸)
・三十三間堂(東山七条)※最も近いのは大和大路五条
・智積院(東山七条)

※「この通りから行ける観光地」で紹介する通りは、この記事で紹介した通りの中から最も近いものを紹介しています。

応用編:知っていると便利な京都の住所表記


ちなみに、京都市内の住所には、通り名に加えて「上ル(北)」「下ル(南)」「東入」「西入」いずれかの表記が入るケースがあります。(この表記がつけられている経緯については話すと長くなるので省略。)

例:京都市中京区 寺町通御池通り名下る方角下本能寺前町522

この表記は、通りが交わる地点からの方角を指していて、通り名で示したエリア内のどの辺りかを特定する時に便利です。

生粋の京都人は通り名だけでなく「上がる」「下がる」「東に入る」「西に入る」というワードで場所を細かく特定できる人もいます。

京都生まれ京都育ちのAさんとの会話例

Aさん(京都民)「この前行ったパン屋がめっちゃ美味しかったねん!」

とみえ(滋賀民)「え、それどこ??」

Aさん(京都民)「えっと……六角通と室町通を50mぐらい下がったところ!」

とみえ(滋賀民)「???」

この会話の場合、パン屋の場所は六角通と室町通の交差点から50メートル南の地点を指します。
とこんな感じで、地元民は通り名と方向だけでスマートに会話できるスキルを持っています。かっこいい……。

ここまでのレベルに達するのはなかなか難しいかもしれませんが、有名な通りだけでも覚えておくと格段に便利になりますよ!

最後に

今回は、京都市内の区画システムや覚えておくと便利な通り名についてご紹介しました。
京都の市街地へ遊びに行く前に、ぜひとも覚えて行ってみてください!

まるたけえびすにおしおいけ~…あれ、次なんだっけな。(私はここまでしか知りませんでした)
それでは良い旅を!

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
  1. ライザップの腹筋ベルト3Dシェイパーを使ってみたレビュー
  2. 【2018年】GWの京都でもゆったり過ごせる!地元民が教える穴場スポット12選
  3. 願いが叶う京都女子旅!乙女心をくすぐる・インスタ映えする場所へご案内
この記事を書いた人
とみえ みさと

滋賀を愛し、滋賀に愛されたライター。
関西の観光・グルメ情報について書いています。
学生時代は京都の学校に通い、今でもパン屋巡りのために頻繁に京都を訪れます。
ブログ「とみえライフ」を運営中。

とみえのコラムの関連記事
ボディメイク
京都
暮らし