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こんにちは、ライターのとみえみさと@hotcake_555です。

突然ですが、電気・IT系企業に勤めるビジネスパーソンがひそかに参拝すると噂の京都の神社を知っていますか?
京都の観光地については詳しいと自負していた私ですが、その神社の存在を恥ずかしながら最近知りました。

どうやら電気の神を祀る神社で、放送・通信関係の会社の方やIT業界の方がお参りに来ているらしい……。
私もインターネット業界で働くライターのはしくれとして、自身の成長を祈願してきました。

電気の神を祀る「電電宮」とは?

電電宮とは、十三まいりでおなじみ京都嵐山の法輪寺の中にある小さな神社で、電気・電波を守護する電電明神(でんでんみょうじん)が祀られています。

1864年に禁門の変(市内約2万7千世帯が全焼した藩同士の戦争らしい)で焼失しましたが、高度経済成長期の昭和31年に電気業界の発展を願い再建されました。

現在では、電気業界だけでなく通信業界やIT業界などの繁栄も祈願されています。

ほほう。
神社が再建された当初は、科学技術がここまで急速に進歩するとは考えられていなかっただろうな……。

電電宮をお参りしてきました

電電宮がどんな神社かわかったところで、実際に電電宮へお参りしに嵐山へ行ってきました!

電電宮のある法輪寺は、観光客や修学旅行生がわんさかいる渡月橋を渡って8分ほど歩いた場所にあります。

法輪寺の近くまで来ると観光地らしい賑わいがほとんどなく、とても静か。
辺りには高級旅館やゲストハウスなどが並んでいました。

嵐山駅から歩いて20分、ようやく到着しました!
法輪寺の山門。映画に出てきそうなたたずまいに心が踊ります。

山門をくぐったところには、発明家トーマス・エジソンと物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツのレリーフが飾られていました。
おそらく再建された時に、2人の栄誉を讃えて作られたのかな?

石段を上がると、電電宮の看板が。
あれ?想像していた感じと違うぞ……。

小さな鳥居の向こうに小さな社が見えます。こんなに「小さい」を連発したら神様に失礼ですが……小さい!
この日は社の前を草刈り機で清掃していらっしゃって騒々しかったのですが、普段は人がほとんどいない静かな場所ですきっと。

石段の中腹にあった立て札には電電宮護持会の会員名がずらりと並んでいました。

ソフトバンク、パナソニック、ジェイコム……。
カタカナ横文字に疎い私でも知っている会社がたくさんあります。

本堂とお守りの販売所

石段を最後まで上ると、法輪寺の境内へたどり着きます。
ここまでの道のり、なかなかしんどかった……。

法輪寺は、前身である「木上山葛井寺(もくじょうざんかづのいでら)」から数えると実に1300年以上の歴史がある由緒正しきお寺です。

それを知ると、なんとなくパワーを感じる気がします。
ひとまずこの記事が無事に完成するのをお願いしてきました!

私の他には、いかにも秋葉原の電気街にいそうなお兄さんと、iPadを片手に持ったスーツ姿のおじさんがいらっしゃいました。
2人とも明らかに神社へお参りする観光客の風貌ではない……。

本堂の右隣には授与品売り場があります。
ここに例のお守りが売っているようです。

microSDカードのお守り、本当に売っていました!

現在は8GBですが、販売当初は4GBだったそうです。いずれは16GB・32GBと時代の流れとともに増えていくのかもしれませんね。

右下にはちゃんとmicroSDのロゴが。
上の仏像との温度差がすごい!

気になるお守りの中身は?

ありがたいお守りを持ち帰り、早速パソコンに挿してみました。

SDカードの名前は「KOKUZO」。あっ、「KOKUZO(虚空蔵)」ね!
なにやらいくつか画像フォルダが入っていて、開けてみると……。

なんともありがたい虚空蔵菩薩のjpg画像が入っていました!

ちなみに、画像サイズは240・320・480・640・1440の5種類。
スマホの待受けやPCの壁紙にも使えるオールマイティーなラインナップです。

正方形だしアイコンにちょうど良さそうなサイズ感ですが、画像についての規約がないため、アイコンなどに使用しても良いかは不明。

ちなみに、SDカードお守りの価格は1,200円でした。
8GBご利益付き(?)で1,200円を、安いととるか高いととるかはあなた次第です。

ちなみにAmazonで8GBのmicroSDカード(ご利益なし)を調べたところ、900円前後の価格帯で発見しました。
これを見ると、心なしかちょっぴりお得に感じます。

そもそも、お守りって中身を見てもよかったっけな?

最後に

電気の神様と聞いていたので鳥居が電飾でペカペカ輝いているのかと思いきや、意外にも風情ある場所だったので驚きを隠せません。
歴史の長い寺社なのに、祈願する内容は最先端技術の発展。そのアンバランスさがとても不思議な感覚にさせてくれます。

ご利益を8GB分もいただけると考えると、きっと行ってよかったと思えるはず。
IT、電気、放送、通信関係の方はぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

電電宮へのアクセス

住所:京都府京都市西京区嵐山中尾下町42−25
バスでの行き方:京都駅前から市バス28番で41分
電車での行き方:JR山陰本線 嵯峨嵐山駅から徒歩21分

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この記事を書いた人
とみえ みさと

滋賀を愛し、滋賀に愛されたライター。
関西の観光・グルメ情報について書いています。
学生時代は京都の学校に通い、今でもパン屋巡りのために頻繁に京都を訪れます。
ブログ「とみえライフ」を運営中。


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